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「イタリア エスプレッソデイ2025」イベントを終えて

皆さん、4月16日が「エスプレッソの日」だったことをご存知でしょうか?

1906年、イタリア・ミラノで開催された万博で初めて「Caffè espresso」というものがお披露目されたというのが始まりです。
今ではその日に近づくと、日本でもイタリア料理店やイタリアンバールなどではエスプレッソに関連したサービスやイベントを開催するお店も多々見受けられるようになりました。

ピエトレ・プレツィオーゼ(以下PP)では、オープン以来、ずっと継続してイベントを開催してきました。

今年は「業務用と家庭用のエスプレッソマシンの違い」をテーマに、同じコーヒー豆でマシンが異なるとどのように味が変わるかを一般のお客様に知っていただこうという内容で、2杯飲み比べセットで開催しました。
《使用マシン》
業務用 nuova SIMONELLI社 APPIA Life 3連式
家庭用 DèLonghi社 全自動コーヒーマシンECAM22112B

コーヒー豆の産地やロースト、ブレンドの違いによる飲み比べはどこでもよく見かけますが、同一の豆でマシンを変えるとどうなるかを体験できたことは、多数参加して下さったお客様に大変興味深く認識していただけたようです。

そして、第2弾企画としては第1弾の内容を実際にお客様に自分でマシンに触れてエスプレッソを抽出していただくセミナーを開催いたしました。

業務用と家庭用では、スペックが異なります。業務用は湯温やスチーム・抽出の圧力、連続抽出時の安定感などが挙げられます。それに対して、家庭用は全てがミニマムな構造設計でして、そもそも同等なものが淹れられるはずがない訳ですが、それについての理解度がまだまだ浸透していないのが現状です。
マシンの性能に甲・乙をつけるのではなく、それぞれのマシンの特性を掴み、それをどうバリスタの技術を当てはめるかが重要な考え方だと私は思います。

改めて、「バリスタの存在意義」というものを認知していただけたらこよ上ない喜びです。
今回の企画にご参加下さった皆様、ありがとうございました。

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