PIETRE PREZIOSE Satellite NEVEオープンして1ヶ月
2022年12月24日にオープンして1ヶ月が経過しました。
おかげ様でオープン当初から好発進ができまして、休まず毎日営業致しております。人材不足が課題の飲食業界ですが、スキルの高いバリスタも揃って美味しいイタリアンコーヒーを提供しております。予測通りに事が運んでいることもあり、ようやく形になってきました。反面、私の想像をはるかに絶していた事もあり、それは外国人(欧米人)が来店客の90%であるという事です。しかし、これはネガティブな事ではなく、更にポジティブな方向へ増長してくれた事です。私がずっとやりたかったコーヒーショップのスタイルとお客様が望むコーヒーの形が合致したのかなと感じます。
「ピエトレには好みのコーヒーがある」
「飲みたい時間や飲みたい場所にいつも飲みたいコーヒーがある」
これがお客様から感じる反応です。
特にオーストラリア人の方が多いのですが、日本人とは異なり、注文の仕方が基本カスタムオーダー。
注文の一例をご紹介します。
「カフェラテ1つ→Extra Shot→オーツミルク変更→シュガー1杯入れて下さい」
「ホットチョコレート下さい→一口飲む→ちょっと熱いのでミルク足して下さい→再度飲→Good!!」
いわば、提供窓口で我々バリスタと共にお客様のオリジナルドリンクを作るというイメージとでも言いましょうか。そして味や我々のバリスタとしての振る舞いが気に入っていただけると、もう毎日の常連客に変貌します。
そして、外国人の多くは飲み終わった後に感想を伝えにきてくれます。
「今まで味わったことがない程美味しい!」
「お前の淹れてくれたカフェラテはこの山で一番美味しい!」
「最高のコーヒーを飲んだからいいスキーができるよ!」
「こんな美味いコーヒー屋があるから、八方尾根に来てよかった!」
など、いちいち伝えに来て下さいます。
心の底からバリスタをやってきてよかった・・・と思う瞬間ですね。
だから私は、これからの若いバリスタの人たちにもこのような感動を覚えてもらえたらな・・・って考えるんです。
カフェの経営は本当に大変です。
いかに存続させるかが経営者の課題となるわけですが、ただ、高い技術を持ったバリスタが自身の頭で考えたレシピのコーヒーを作るだけではお客様は来ないということに気づいてほしいのです。だから、その為には経営をすぐに諦めないということ。開店して1年も経たない間に閉店してしまう人をよく見かけます。それって、全てお客様のせいにしていませんか?お客さんが来ないから?なぜ来ないか、自身の運営手段や商品としてのコーヒーがお客様のニーズに合っているのかと問い掛けましたか?検証もせずに辞めてしまうのですか?何の為に独立をしたのですか?と問い掛けたいことが山ほどあります。
高いバリスタ技術をもって、どれだけお客様のニーズに合ったコーヒーを淹れられるかが重要な要素であると私がずっと思ってきた事です。
残りのバリスタ人生、少しでも業界発展の為にお役に立てればと思う次第です。
まだまだ私自身も勉強していきます!!
今後ともご指導・ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。
株式会社ステッラ・ヴィヴァーチェ
代表取締役 阿部圭介